【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!

現行憲法と自民党の憲法改正草案を比較する。憲法改正草案とQ&Aは、自民党公式HP上のPDF 『憲法改正草案 Q&A』より転載。

憲法改正草案 第2条 (皇位の継承)

(皇位の継承)
自民党改憲案第二条
皇位は、世襲のものであって、
国会の議決した皇室典範の定めるところにより、
これを継承する。
現行憲法第二条
皇位は、世襲のものであつて、
国会の議決した皇室典範の定めるところにより、
これを継承する。


憲法改正草案 第5条 (天皇の権能)

(天皇の権能)
自民党改憲案第五条
天皇は、この憲法に定める国事に関する行為を行い、
国政に関する権能を有しない。
現行憲法第四条
天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、
国政に関する権能を有しない。


憲法改正草案 第30条 (納税の義務)

(納税の義務)
憲法改正草案第三十条
国民は、法律の定めるところにより、
納税の義務を負う。
現行憲法第三十条
国民は、法律の定めるところにより、
納税の義務を負ふ。


憲法改正草案 第41条 (国会と立法権)

(国会と立法権)
憲法改正草案第四十一条
国会は、国権の最高機関であって、
国の唯一の立法機関である。
現行憲法第四十一条
国会は、国権の最高機関であつて、
国の唯一の立法機関である。


憲法改正草案 第46条 (参議院議員の任期)

(参議院議員の任期)
憲法改正草案第四十六条
参議院議員の任期は、六年とし、
三年ごとに議員の半数を改選する。
現行憲法第四十六条
参議院議員の任期は、六年とし、
三年ごとに議員の半数を改選する。


憲法改正草案 第48条 (両議院議員兼職の禁止)

(両議院議員兼職の禁止)
憲法改正草案第四十八条
何人も、同時に両議院の議員
となることはできない。
現行憲法第四十八条
何人も、同時に両議院の議員
たることはできない。


憲法改正草案 第51条 (議員の免責特権)

(議員の免責特権)
憲法改正草案第五十一条
両議院の議員は、議院で行った演説、
討論又は表決について、
院外で責任を問われない。
現行憲法第五十一条
両議院の議員は、議院で行つた演説、
討論又は表決について、
院外で責任を問はれない。


憲法改正草案 第59条 (法律案の議決及び衆議院の優越)

(法律案の議決及び衆議院の優越)
自民党改憲案第五十九条
法律案は、この憲法に特別の定めのある場合を
除いては、両議院で可決したとき法律となる。


衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした
法律案は、衆議院で出席議員の三分の二以上
の多数で再び可決したときは、法律となる。


前項の規定は、法律の定めるところにより、
衆議院が両議院の協議会を開くことを
求めることを妨げない。


参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取った後、
国会休会中の期間を除いて六十日以内に、
議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を
否決したものとみなすことができる。
現行憲法第五十九条
法律案は、この憲法に特別の定のある場合を
除いては、両議院で可決したとき法律となる。


衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした
法律案は、衆議院で出席議員の三分の二以上
の多数で再び可決したときは、法律となる。


前項の規定は、法律の定めるところにより、
衆議院が、両議院の協議会を開くことを
求めることを妨げない。


参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、
国会休会中の期間を除いて六十日以内に、
議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を
否決したものとみなすことができる。

【Q21】
衆議院で法律案を再議決するのに必要な「3 分の2」を緩和すべきとの議論は、なかったのですか?

【自民党の答】
 59条2項では、参議院で否決された法律案を衆議院で再議決する場合には、出席議員の「3分の2」以上の賛成が必要としています。この再議決の要件を緩和するべきかどうか党内で議論がありましたが、最終的には変更しませんでした

 議論の中では、「3分の2以上の賛成から引き下げて、ねじれ現象ができるだけ起きないようにすべきではないか。」という意見や、要件を「過半数とする。」という意見もありました。他方で、それでは「参議院の存在を否定するものだ。」という意見も多くありました。間を取って10分の6 とする意見もありましたが、法令上議決権の規定で10分の6 というのも前例がなく、この部分の変更はしませんでした。

憲法改正草案 第62条 (議院の国政調査権)

(議院の国政調査権)
自民党改憲案第六十二条
両議院は、各々国政に関する調査を行い、
これに関して、証人の出頭及び証言並びに
記録の提出を要求することができる。
現行憲法第六十二条
両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、
これに関して、証人の出頭及び証言並びに
記録の提出を要求することができる。


憲法改正草案 第61条 (条約の承認に関する衆議院の優越)

(条約の承認に関する衆議院の優越)
自民党改憲案第六十一条
条約の締結に必要な国会の承認については、
前条第二項の規定を準用する。
現行憲法第六十一条
条約の締結に必要な国会の承認については、
前条第二項の規定を準用する。