【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!

現行憲法と自民党の憲法改正草案を比較する。憲法改正草案とQ&Aは、自民党公式HP上のPDF 『憲法改正草案 Q&A』より転載。

憲法改正草案 第100条 (改正)  [現行憲法 第96条]★★

(改正)
自民党改憲案第百条
この憲法の改正は、
衆議院又は参議院の議員の発議により、
両議院のそれぞれの総議員の過半数の賛成で
国会が議決し、
国民に提案してその承認を得なければならない。
この承認には、
法律の定めるところにより行われる
国民の投票において
有効投票の過半数の賛成を必要とする。


憲法改正について前項の承認を経たときは、
天皇は、
直ちに憲法改正を公布する。
現行憲法第九十六条
この憲法の改正は、

各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、
国会が、これを発議し、
国民に提案してその承認を経なければならない。
この承認には、
特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる
投票において、
その過半数の賛成を必要とする。


憲法改正について前項の承認を経たときは、
天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、
直ちにこれを公布する。

【Q38】
憲法改正の発議要件を緩和したのは、なぜですか?

【自民党の答】
 100条1項で、衆参両院における憲法改正の提案要件を「3分の2以上」から「過半数」に緩和しました。

 現行憲法は、両院で3分の2以上の賛成を得て国民に提案され、国民投票で過半数の賛成を得てはじめて憲法改正が実現することとなっており、世界的に見ても、改正しにくい憲法となっています

 憲法改正は、国民投票に付して主権者である国民の意思を直接問うわけですから、国民に提案される前の国会での手続を余りに厳格にするのは、国民が憲法について意思を表明する機会が狭められることになり、かえって主権者である国民の意思を反映しないことになってしまうと考えました。

 なお、「過半数では通常の法律案の議決と同じであり、それでは、時の政権に都合のよい憲法改正案が国民に提案されることになって、かえって憲法が不安定になるのではないか。そう考えると、国会の提案要件を両議院の5分の3以上としてはどうか。」という意見もありました。しかし、3分の2と5分の3では余り差はなく、法令上議決要件を5分の3とする前例もないことから、多数の意見を採用して過半数としたところです。