【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!

現行憲法と自民党の憲法改正草案を比較する。憲法改正草案とQ&Aは、自民党公式HP上のPDF 『憲法改正草案 Q&A』より転載。

憲法改正草案 第41条 (国会と立法権)

(国会と立法権)
憲法改正草案第四十一条
国会は、国権の最高機関であって、
国の唯一の立法機関である。
現行憲法第四十一条
国会は、国権の最高機関であつて、
国の唯一の立法機関である。


憲法改正草案 第42条 (両議院)

(両議院)
憲法改正草案第四十二条
国会は、衆議院及び参議院の
両議院で構成する。
現行憲法第四十二条
国会は、衆議院及び参議院の
両議院でこれを構成する。

【Q20】
一院制を採用すべきとの議論は、なかったのですか?

【自民党の答】
 一院制を採用すべきか否かは、今回の草案の作成過程で最も大きな議論のあったテーマであり、党内論議では、「一院制を採用すべき」との意見が多く出されたところです

 しかしながら、今回の草案は、サンフランシスコ平和条約発効60 周年を機に、自主憲法に値する憲法草案を策定することを目的に、飽くまでも、平成17年の「新憲法草案」を土台として、その見直しを行うものです。一院制の導入の具体化には、詳細な制度設計を踏まえた慎重な議論が必要ですが、今回の作業の中でそれを行うのは困難であり、党内での合意形成の手続がなお必要と考えました。

 このため、今回の草案では、平成17年の「新憲法草案」を引き継ぎ、二院制を維持していますが、今後、二院制の在り方を検討する中で、一院制についても検討することとしました

憲法改正草案 第43条 (両議院の組織)

(両議院の組織)
憲法改正草案第四十三条
両議院は、全国民を代表する
選挙された議員で組織する。


両議院の議員の定数は、
法律で定める。
現行憲法第四十三条
両議院は、全国民を代表する
選挙された議員でこれを組織する。


両議院の議員の定数は、
法律でこれを定める。


憲法改正草案 第44条 (議員及び選挙人の資格)

(議員及び選挙人の資格)
憲法改正草案第四十四条
両議院の議員及びその選挙人の資格は、
法律で定める。
この場合においては、人種、信条、性別、障害の有無
社会的身分、門地、教育、財産又は収入
によって差別してはならない。
現行憲法第四十四条
両議院の議員及びその選挙人の資格は、
法律でこれを定める。
但し、人種、信条、性別、
社会的身分、門地、教育、財産又は収入
によつて差別してはならない。

【Q23】
その他、国会に関して、どのような規定を置いたのですか?

【自民党の答】 (44条 議員及び選挙人の資格)
 44条は、両議院の議員及びその選挙人の資格に関する規定です。今回の草案では、14条の法の下の平等の規定に合わせて、差別の禁止項目に、「障害の有無」を加えました。

憲法改正草案 第45条 (衆議院議員の任期)

(衆議院議員の任期)
憲法改正草案第四十五条
衆議院議員の任期は、四年とする。
ただし、衆議院が解散された場合には、
その期間満了前に終了する。
現行憲法第四十五条
衆議院議員の任期は、四年とする。
但し、衆議院解散の場合には、
その期間満了前に終了する。


憲法改正草案 第46条 (参議院議員の任期)

(参議院議員の任期)
憲法改正草案第四十六条
参議院議員の任期は、六年とし、
三年ごとに議員の半数を改選する。
現行憲法第四十六条
参議院議員の任期は、六年とし、
三年ごとに議員の半数を改選する。


憲法改正草案 第47条 (選挙に関する事項)

(選挙に関する事項)
憲法改正草案第四十七条
選挙区、投票の方法その他両議院の議員の
選挙に関する事項は、法律で定める。
この場合においては、各選挙区は、
人口を基本とし、行政区画、地勢等を
総合的に勘案して定めなければならない。
現行憲法第四十七条
選挙区、投票の方法その他両議院の議員の
選挙に関する事項は、法律でこれを定める。




【Q22】
国会議員の選挙制度に関する規定を変えたのは、なぜですか?

【自民党の答】
 47条(選挙に関する事項)に後段を設け、「この場合においては、各選挙区は、人口を基本とし、行政区画、地勢等を総合的に勘案して定めなければならない」と、規定しました。これは最近、一票の格差について違憲状態にあるとの最高裁判所の判決が続いていることに鑑み、選挙区は、単に人口のみによって決められるものではないことを、明示したものです。ただし、この規定も飽くまで「人口を基本と」することとし、一票の格差の是正をする必要がないとしたものではありません。選挙区を置けば必ず格差は生ずるので、それには一定の許容範囲があることを念のため規定したに過ぎません

 なお、この規定は、衆議院議員選挙区画定審議会設置法3条1項の規定を参考にして加えたものであり、現行法制を踏まえたものです。
   (参考)
衆議院議員選挙区画定審議会設置法 第3条
前条の規定による改定案の作成は、各選挙区の人口の均衡を図り、各選挙区の人口(官報で公示された最近の国勢調査又はこれに準ずる全国的な人口調査の結果による人口をいう。以下同じ。)のうち、その最も多いものを最も少ないもので除して得た数が2以上とならないようにすることを基本とし、行政区画、地勢、交通等の事情を総合的に考慮して合理的に行わなければならない。

憲法改正草案 第48条 (両議院議員兼職の禁止)

(両議院議員兼職の禁止)
憲法改正草案第四十八条
何人も、同時に両議院の議員
となることはできない。
現行憲法第四十八条
何人も、同時に両議院の議員
たることはできない。


憲法改正草案 第49条 (議員の歳費)

 Category : 第4章 国会 [41~64の2]  Tag :
(議員の歳費)
憲法改正草案第四十九条
両議院の議員は、法律の定めるところにより、
国庫から相当額の歳費を受ける。
現行憲法第四十九条
両議院の議員は、法律の定めるところにより、
国庫から相当額の歳費を受ける。


憲法改正草案 第50条 (議員の不逮捕特権)

(議員の不逮捕特権)
憲法改正草案第五十条
両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、
国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、
その議院の要求があるときは、会期中
釈放しなければならない。
現行憲法第五十条
両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、
国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、
その議院の要求があれば、会期中これを
釈放しなければならない。